第28回
議題
終盤で形式テンパイを取る
技術について
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泰造くん、形式テンパイとは何か分かるかな?
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役がなくてあがれない、だめなテンパイのことじゃないですか。それがどうかしたんですか?
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流局時、自分以外が全員テンパイなら4000点差も付いてしまう。
麻雀は、狙っても確実にあがれるわけではないけど、流局時には確実にノーテン罰符は発生するから、持ち点をコントロールする意味でも、形はどうあれテンパイを取るのは非常に重要なんだ。
今回は、形式テンパイをうまく取る技術を解説するよ。
では下の牌譜を見てみよう。
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12巡目、終盤に近づき、自分があがるのはかなり厳しい状態だね。
どう考えて打っていけばいいかな?
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放銃したら困るもの、安全そうな

を切っておとなしくしているわ。
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そうだね。でももし1人ノーテンだったら放銃と大差ない支払いになってしまう。
幸いドラの白は見えていて、高い手になりにくい場だから、多少のリスクは負って、この人は

を切ったんだ。
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テンパイを狙うなら

切りじゃないんですか?
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これが形式テンパイを狙う場合のポイントなんだ。テンパイは狙うけど、目一杯に手を広げるのではなく、鳴きやすい形だけを残して、安牌を抱える。


はチーしやすい形だから、余分な

は先に切ったんだ。
結果として危なげなくテンパイを取ることができたね。
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流局直前の17巡目、なんとこの人はあがれない

をポンして、

を切った。
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どういうこと?形式テンパイが解消されるわけでもないのに・・・。
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こうすることで、次巡も安牌の

を打ってテンパイを確実に維持できるんだ。
もし

を鳴かずに危険牌を引かされたら、せっかくの形式テンパイを崩してオリも考えないといけないからね。このような繊細な打ち回しが、流局時のテンパイ率を上げる鍵になるんだね。
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結論
形式テンパイを狙う時は、
安牌を残しつつ鳴きやすい
形を残し、最後まで気を抜かずに
打ち回す。

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