神様の麻雀『何切る?』

第六十六問

1 0本場 南家 3巡目
持ち点25000 トップ目25000
ドラ
九索
わしは麻雀の神様じゃ。

だんだん寒さもやわらいできて、春の
ぽかぽかした暖かさが感じられるようになってきたのう。
今回の問題は、様々な手役が考えられる
難しい牌姿じゃ。
 
それでは、わしの解説を参考に
振り返ってみてくれい。
神様の解説

わしは 七筒 切りを推すぞい。

まず、この手牌をメンツ手のイーシャンテンと考えると、雀頭候補は 七筒三索 ( 二索 )となり、 六筒二索 ( 四索 )を切れば余剰牌のない形にとることができる。

しかしその場合、カン 六萬 という苦しい形が残ってしまうことになるじゃろう。

そうではなく、 赤五萬五萬六萬七萬七萬 の形を、 五萬八萬四萬七萬 の受け入れのある1メンツ+1雀頭の候補と見て、 七筒 もしくは 三索 を切って手広い形に受けるという手がある。

テンパイまでではなく和了までの速度を重視して、この形を実質リャンシャンテンと捉える、ということじゃ。

さて、 三索七筒 のどちらが勝るかという問題じゃが、これは正直好みの問題もあり、難しいところじゃ。

三索 切りは二盃口の可能性が残るものの、その場合は結局カン 六萬 に頼らざるを得ず、 一索 を引いてしまったら和了率だけでなく打点も著しく下がってしまう。

三索 を早めに切ってしまうと、リーチをかけた時に、必然的に 一索 での出和了率が高くなってくることも考えておくべきじゃな。

七筒 切りの 五筒八筒 の受け入れであれば、 赤五筒 の受け入れもあり、タンヤオの可能性がぐっと大きくなるというわけじゃ。

マックス打点を追うのではなく和了時の平均打点を高めること、テンパイ率ではなく和了率を高めること、と考えれば、自ずと 七筒 切りが浮かび上がってくるじゃろう。

目の前の形やシャンテン数に囚われるのではなく、構想力をもって手牌を眺めてみると、これまでとは違った打牌も選択肢に入ってくるかもしれんぞい。

この教訓を活かしてゲームを開始する!!
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