神様の麻雀『何切る?』

第六十八問

2 0本場 東家 5巡目
持ち点23500 トップ目26500
ドラ
一索
わしは麻雀の神様じゃ。

ちょっと前まで暑かった気がするのに、
もう肌寒さを感じるようになってきたのう。
段々と四季を感じにくくなってる気がして
わしはちょっと寂しいぞい。
 
それでは、わしの解説を参考に
振り返ってみてくれい。
神様の解説

わしは 三筒 切りを推すぞい。

好形のイーシャンテンに赤五萬を引いたことにより、打点の保証までついた形じゃ。

このようにそれなりの打点の保証がある場合は、打点と受け入れ、テンパイ時の待ちのバランスが最も優秀な打牌を選択するのがコツじゃ。

ピンズの二筒二筒二筒三筒という部分は、確かに待ちになった時に強いのじゃが、

この形を残す四萬五索六索切りはテンパイする牌が7種24枚となる。

そして、裏ドラなどの不確定要素を考慮しないあがり時の打点の内訳は、

リーチ・ピンフ・赤の5800点

リーチ・タンヤオ・赤の7700点

リーチ・タンヤオ・ピンフ・赤の12000点

となる。

一方、三筒切りは12種38牌となり、

打点の内訳は、

リーチのみの2000点

リーチ・タンヤオ・赤の7700点

リーチ・タンヤオ・ピンフ・赤の12000点

となるな。

リーチのみの2000点があるなら三筒は切らないほうがいいのでは?と思う人もおるかもしれんが、

早い巡目で一萬を引いてもそのままツモ切ってしまえばいいのじゃ。

しかも、一萬を切っても将来フリテンになることがないのも大きいのう。

一萬を抜いても三筒切りはテンパイの受け入れ枚数が11種34牌と多い上、打点も最低7700点からとなる。

よって今回の牌姿の場合は、

・タンヤオと赤の2飜を確保

・テンパイへの受け入れ枚数が最大化

・テンパイ時に良形が確定

という3点において三筒切りが最もバランスよく加点できる打牌と言えるのじゃ。

しかし、二筒二筒二筒三筒のような暗刻+隣の1枚の形が待ちになった時に強いのは事実じゃ。

なので、もし今回の牌姿が二萬三萬四萬四萬赤五萬六筒六筒六筒七筒三索四索五索五索六索のようにタンヤオが確定する場合であれば、

四萬五索六索を切って受け入れ枚数を減らしてでもあがり率を上げる打牌をするのじゃ。

最良の結果だけ追うのではなく、バランスを考えるというのは麻雀だけでなく人生においても同じことが言えるかもしれんのう。

この教訓を活かしてゲームを開始する!!
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