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土田浩翔プロ 特別書き下ろしコラム
14人の師

(つちだ こうしょう)
土田浩翔 第11、22期鳳凰位・第22、23期十段位、第26期王位/他多数
著書「土田流麻雀 仕掛けを極める」
「最強麻雀土田システム」
「麻雀が強くなるトイツ理論」

第七打「最強の雀頭」2012/8/3

私は打ち手の麻雀能力を測るとき、次の5つのポイントに焦点を当ててみています。

 〇牌の切り順

◆‖茖餌如疎茖蛎任寮擇蟒个

 テンパイのとりかた

ぁ〇迭櫃韻離織ぅ潺鵐阿箸修琉嫂

ァ/頭の構えかた

この5つをチェックして、打ち手の気質を加味すれば、10点〜90点の幅の中に収まってくれるのです。

どうして麻雀能力なるものを測るのかと言えば、いろいろなファクターを予測しながら打つことをベースにしているので、対局している相手の《打牌予測》をするために役立てているのです。

言い換えれば、上記の5つのポイントだけに絞り込んで、その技術に研きをかければ、一流と呼ばれる打ち手になれるでしょう。

そこで今回は、麻雀能力を測るポイントのイ縫好櫂奪肇薀ぅ箸鯏ててみようと思います。


まずは次の問いに答えてみてください。


Q1 ピンフの雀頭として最も優れているものは何でしょう?
Q2 では、タンヤオ・ピンフの雀頭として最も優れているものは何でしょう?
Q3 不調時の雀頭として最も優れているものは何でしょう?
(注!いずれもドラは除外します)
A1 1枚切れ以上のオタ風
A2 マーク者の捨てている2or8
ドラ色ではない2or8
A3 1枚切れ以上の役牌

基本中の基本の話になって恐縮ですが、雀頭には安全牌化しやすい牌が最適です。

理想は、3者への共通安全牌ですが、2者への共通安全牌がベターとなり、それもムリな場合は、その局一番マークしている人の安全牌を雀頭に構えていたいものです。

《ローリング打法》というフレーズを聞いた覚えのある方もいらっしゃるでしょうが、全面的に攻撃態勢に入る手牌は別として、相手から攻められたとき(リーチをかけられたときなど)、危険牌を止めてローリングしていくには、雀頭のトイツ落としが一番手っ取り早いのです。

次の手牌をご覧下さい。

三萬 三萬 六萬 七萬 二筒 三筒 四筒 七筒 八筒 四索 六索 八索 西 西 二筒ドラ

東4局の南家、5巡目のもので、西はすでに1枚切れています。

うっかりすると、手拍子で西に手をかけてしまいそうな手牌ですが、よく考えてから雀頭候補を選定する必要があります。

678の三色が見える手牌で、しかもタンヤオ・ピンフも見えますし、最悪、喰いタンヤオでも・・・と考えながらの西切りなのでしょうが、この手牌には問題点がいくつかあることも事実です。

七索から埋まって次に六筒が引ければ『ゼッコーチョー!!』ということになるわけですが、現実にそうなっていくケースはレアであり、この手牌のベースには、やはりピンフをもってきたほうがよいのではないのでしょうか。

ピンフ作りの基本は、言うまでもなく《リャンメン形》です。もう少し掘り下げると、《優れたリャンメン形》作りが打ち手には求められるのです。

《リャンメン形》には3パターンあって、平面的には[23・78]という端牌待ちに受けられる形が優れていて、次に[34・67]という形で、この形は〈運〉が上向けば上向くほど、手牌に数多く出現します。

逆に〈運〉が離れると、不思議に[45・56]と中に寄った《アガリにくいリャンメン形》が出現しやすくなります。

つまり、3や7という〈尖張牌〉を使用した《優れたリャンメン形》を作ることが、ピンフ作りには欠かせない基本になるのです。

手牌をもう一度見てみましょうか。

三萬 三萬 六萬 七萬 二筒 三筒 四筒 七筒 八筒 四索 六索 八索 西 西

六萬七萬七筒 八筒というリャンメン部分は《優れたリャンメン形》として信頼してよいのですが、問題は四索 六索八索というソウズの《リャンカン形》部分です。

タンピン狙いで西を打って、九筒を引いてきたとしましょうか。するとまた西を打つわけですが、手牌はこうなります。

三萬 三萬 六萬 七萬 二筒 三筒 四筒 七筒 八筒 九筒 四索 六索 八索

ところが、西を《攻守兼用》の雀頭して残し、三萬を1枚外すと、ツモ九筒で手牌はこうなります。

三萬 六萬 七萬 二筒 三筒 四筒 七筒 八筒 九筒 四索 六索 八索 西 西

678の三色の型がツモ九筒で崩れたので三萬を連打せず、ピンフ作りの基本どおり八索を外していくと、手牌は・・・・・・

三萬 六萬 七萬 二筒 三筒 四筒 七筒 八筒 九筒 四索 六索 西 西

こう構えておけば、三萬二萬四萬 がくっついてきて新たな《優れたリャンメン形》が出来れば、 六索四索 と外して《磐石》のピンフイーシャンテン形になります。

《磐石》のピンフとは、テンパイの形《優れたリャンメン形》もさることながら、優れた《雀頭を》備えることによって、安定感あふれる完成形となるのです。

では最後に練習問題を

南1局の親、3巡目のものです。持ち点は8千点ほど浮いています。

二萬 三萬 七萬 八萬 二筒 三筒 七筒 八筒 七索 東 東 西 西 八索ツモ 八索ドラ

東は生牌、西は1枚切れです。

さてここから何を切っていきますか?

『親なので・・・・・・』という弁解じみた注釈を付けて、東をポンしてチャンタ三色を狙っていく、 三萬二萬  もしくは 三筒二筒 外しをする打ち手は多いような気がします。

たしかに、 九萬 九筒 九索 というチーしやすい《優れたリャンメン形》が残りますし、なにより東がポンできる安心感がありますから、機動力のある打ち筋を選びたくなる気持ちは理解できます。

でも・・・・・・それでも私は東のトイツ落としをオススメします。

3巡目という早い段階で、《優れたリャンメン形》が5ヶ所もある手牌など、滅多なことでは出現しません。

しかも789、もしくは678の三色が狙える好手牌なので、懐深くピンフ三色に照準を合わせて欲しいものです。

そしてこの手牌の最大の長所は、《雀頭》が最強の西であるところです。

《雀頭》は、打ち手の麻雀能力を体現してくれています。

どうか、そのあたりを強く意識して、攻守兼用の《雀頭》作りの名手になって下さい。

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