イチから学んでステップアップ!東大式おもしろ麻雀塾

井出 洋介(いで ようすけ)
<獲得タイトル>
名人位、最高位、王座、将王、BIG1カップなど多数
著書「これが東大式!はじめてでもよくわかる麻雀入門」「麻雀技術 守備の教科書 振り込まない打ち方」共著:小林剛「新版 東大式 麻雀に勝つ考え方」/他多数

第三十二回「難解な形」<初級者向け>
2026/06/10


ネット麻雀とリアル麻雀では、色々と違うところがあります。

リアル麻雀では自分が気がつかなければならないことも、ネット麻雀では教えてくれます。たとえばポンやチー、カンができるときは、ちゃんと「ポンをしますか?」とか聞いてくれるし、アガリ牌が出たときも「ロンしますか?」と教えてくれます。

フリテンや役なしのときも、うっかりロンできないようになっているので、チョンボにはならずに済むのです。

リアル麻雀では、そういったことを教えてくれる人がいないので、瞬時に反応しないとポンやチーができないし、フリテンや役なし、あるいはノーテンにもかかわらずロンと言ってチョンボを取られてしまうリスクがずっと多いのです。


あと、理牌の違いもありますね。

ネット麻雀ではマンズ、ピンズ、ソーズ、字牌の種類ごとに順番に並べて出てきますが、リアル麻雀では自分で並べるので必ずしも順番通りにしない人もいます。

初心者でよくあるのが、たとえばシュンツごとに並べたほうがわかりやすいと、

二萬三萬四萬三萬四萬五萬と並べてシュンツ2組と認識するのです。


でもこうすると、次に二萬五萬をツモったときにツモ切りやすく、イーペーコーになるのを見逃しやすいのです。

ネット麻雀の理牌のように、二萬三萬三萬四萬四萬五萬と並べて2メンツが完成していると理解できたほうが、その後に役立つと思います。



A図一筒二筒二筒三筒三筒四筒五筒七筒三索四索中中中三索ツモ九萬ドラ
B図一筒二筒二筒三筒三筒四筒五筒六筒三索三索中中中

たとえばA図、現在イーシャンテンでアタマがない形です。

ピンズのホンイツも狙えると思っているところに三索をツモってきました。

ネット麻雀ならば、これで「リーチしますか?」が出てくるのでテンパイとわかるでしょうが、リアル麻雀だとピンズの形が理解できていないと難しくなって七筒を切ったりする人もいるのです。

その後に六筒をツモって四索を切ってもB図の一筒四筒七筒待ちはフリテンになってしまいます。


C図一萬一萬五筒六筒七筒八筒三索四索五索五索六索六索七索四索ツモ五筒ドラ

さて、C図は東場の西家で、7巡目に四索をツモったところです。

ピンズかソーズ、どちらが伸びてもよい形でしたが、こんなとき、すぐに何待ちになるかわからないとリアル麻雀では困ります。

このソーズの形は、ここから四索五索六索のシュンツを取ると三索四索五索六索七索が残ります。

つまり、二索五索八索待ちになるのです。

四索四索五索五索六索六索というイーペーコー形に三索七索がくっついて二索五索八索待ちになるのですが、どれもイーペーコーにはならないということも覚えておいて損はないでしょう。


D図二萬三萬四萬三筒四筒四筒四筒五筒六筒四索五索六索七索四筒ツモ西ドラ

今度は、数牌4枚使いのケースを見ていきます。

D図は、イーシャンテンのところに四筒をツモってテンパイになりました。

ネット麻雀ならば待ちを教えてくれるでしょうから、より広い待ちを選べますが、リアル麻雀だと多面待ちが苦手な人は三筒を切って、わかりやすいソーズのノベタンに構えるかもしれません。

でもノベタンは2種6枚待ちなのに対し、四筒の4枚使いを生かしたピンズ待ちにすれば、二筒五筒三筒六筒の4種13枚待ちですから、圧倒的に有利です。

さらに三筒切りはタンヤオのみになってしまいますが、四索七索切りのピンズ待ちならば、二筒五筒で高目ピンフもつきます。

このような4枚使いによる待ちは、四筒をまたぐ2つのスジ、つまり二筒五筒三筒六筒の待ちになって四筒のスジの一筒七筒は待ちにならないことがほとんど、ということもチェックしておきたいですね。

復習・練習問題


第1問

三萬四萬一筒一筒二筒四索六索六索七索七索八索八索九索二萬ツモ一筒ドラ

東1局南家、5巡目に二萬をツモって、何を切る?

解答

二筒切り。
これで二筒を切れば、役なしながらひとまずカン五索のテンパイになる。役がないからといって、このままの形でリーチをかけるのは、おすすめできない。
手替わりによってピンフ、あるいはイーペーコーの役をつけ、ドラ2のチャンス手をアガりきりたい。


第2問

一筒一筒二筒三筒三筒四筒四筒五筒五筒五索六索七索八索四筒ツモ五索ドラ

東2局西家、7巡目に四筒をツモって、何を切る?

解答

八索切り。
これでテンパイになるが、何待ちかわかるかな?
カン二筒のイーペーコーはわかりやすいが、待ちはそれだけではない。
一筒をアタマにすると、高目三筒がイーペーコーになるピンフの三筒六筒待ちもあるのだ。この3メン待ちの形もしっかり覚えておきたい。


第3問

四萬五萬五萬六萬六萬七萬七萬八萬四索五索九索九索九索六索ツモ九萬ドラ

東3局東家、7巡目に六索をツモってきた。さて何を切る?

解答

九索切り。
四萬を切れば五萬八萬待ち、八萬を切れば四萬七萬待ちだが、あくまで高目イーペーコーであり、確定はしない。
しかし、マンズの形が三萬六萬九萬の3メン待ちであることがわかれば、九索を切ってのピンフが正解だ。これでドラの九萬も受け入れられる。


第4問

五萬六萬七萬二索三索三索三索三索四索五索七索北北三索ドラ

東4局北家、8巡目に北が出た。さて、どう打つか。

解答

ポンして七索切り。
すでにカン六索のテンパイだが、役なし。ドラの三索が4枚あるからと、このままリーチをかけることをせず、ヤミテンに構えていたのが良かった。
この北をポンして七索を切れば、ソーズの4メン待ちになる。
三索の4枚使いで二索四索五索がくっついている形は、三索をまたぐ2つのスジが待ちになるから、一索四索二索五索の待ち。マンガン確定で、カン六索待ちのリーチよりはずっとアガリやすい。