第4回
フーロ
議題 副露(鳴き)の
タイミングについて
前回は放銃を回避しつつ、あがりに向かえる捨牌をしようという
結論だったね。今回は副露するタイミングについて考えてみよう。


副露って何?なんだか難しそう…。

そんなことないよ。簡単に言えばポン、チー、カンをすることを言うんだ。
馴染みがある言い方では「鳴く」や「仕掛ける」とも言うよ。つまり1回鳴くと
1副露、2回だと2副露…という風になるんだ。ちょっと堅苦しいので、
この講座では「鳴く」という言い方で話を進めていこうと思う。

たくさんあがりたい!だからいっぱい鳴きます。
そうするとあがれるにはあがれるんだけど、
結局高い手に振り込んでしまって、勝てません。

確かにそうね…。
たくさん鳴くといざという時に安全な牌がなくなってしまって困ることが多いわ。
やっぱり鳴かない方がいいのかしら。

そんなことはないよ。
ただ、鳴きにも『いい鳴き』と『悪い鳴き』があるんだ。
実は先日、今回の議題にぴったりの牌譜を見つけたから紹介しよう。
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もったいない!みすみすテンパイを逃すなんて。
僕なら鳴いちゃうなあ。

ここで鳴きたい気持ちはよく分かる。
でもね、タンヤオ ドラ1 2000点のテンパイを取るために
親のリーチに危険な牌を切って、もし放銃してしまったらもったいないよね。

すごい!危険を冒さずあがれるなんて!
あがりたいときは危険牌を切って勝負するしかない
と思っていました。

このように、鳴きのいいところは、
『鳴く牌を選べる』ところと覚えておいて欲しいんだ。
自分が本当に鳴きたい牌は何なのか、
いつも考えて鳴くようにすると『いい鳴き』に繋がるんだよ。

『鳴く牌を選べる』ってすごいわ!
これからは『いい鳴き』を考えて鳴くようにするわ!

いい鳴きの例をあげるなら、
○メンゼンの場合と比べて点数が極端に下がらない
○最終的な待ちが悪くならない
○危険牌ばかりにならない
などがあるかな。鳴きは一朝一夕でうまくなるものじゃない。
常に『いい鳴き』を意識することが上達への第一歩になると思うよ。
次回は、 不要牌の探し方 について検討しよう。
結論
・なんでも鳴こうとしない
(鳴いたときの待ち、あがりの点数、
鳴いた後に何を切るか、
などをよく考えて鳴くようにする)
次回は、
不要牌の探し方について検討しましょう。