第35回
議題
プレミアムグラフを使って
自分の麻雀を分析しよう
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筒子さん。あがり率とか打ち込み率って気にしたことある?
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打ち込み率は、気にしてるけど他のデータはそんなに・・・。
そもそも、こういうデータって良い悪いをどう判断すればいいのかしら?
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ふたりとも興味深い会話をしているね!
ちょうど良い機会だから今回は趣向を変えて麻雀のデータの話をしようか。
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データって言っても筒子さんが言う通り、良い悪いの判断ができないですよ。
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自分の成績だけ見てると確かにその通りなんだけど、プレミアムグラフを使えば自分の麻雀の改善点などが分かるんだよ!
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プレミアムグラフにそんな使い方があったなんて知らなかったわ。
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じゃあ、基本的な項目である「全あがり率」と「打ち込み率」の2つのデータを使ってふたりの麻雀を分析してみよう。
下のグラフを見てごらん。
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オレンジの棒がレートが1600以上の人で、黄色の棒が、レートが1599以下の人のデータなんですね。
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うわぁ・・・こうして見ると全然データが違うわね。
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そうなんだ。上手い人ほど、「よくあがり、打ち込み回数が少ない」というのがグラフを見ると分かるよね。ふたりのデータはどうだい?
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わたしは、「全あがり率」が約20%で、「打ち込み率」が約14%です。
泰造くんは、「全あがり率」が約25%で、「打ち込み率」が約19%です。
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データだけ見ると、筒子さんは守備型で、僕は攻撃型ってことかな?
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データだけ見るとその通りなんだけど、ここから先がプレミアムグラフの有効な使い方なんだ。
筒子さんは「打ち込み率」、泰造くんは「全あがり率」の数字だけ見ると優秀なほうなんだけど、もう片方の成績があまり良くないね。
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でも、あがりに行こうとするとどうしても打ち込みは増えますよね?
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それに、打ち込みを避けようとすれば、あがり回数も減っちゃうわ。
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そうだね。だけど、泰造くんはテンパイしている時は、オリることが少ないんじゃないかな?
逆に筒子さんは、テンパイしていても、リーチや仕掛けに対してすぐにオリちゃうことが多いんじゃないかな?
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確かに、すぐにオリちゃってあがりを逃すことが多いわ・・・。
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僕も押しすぎて打ち込むことが多いです・・・。
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つまり、泰造くんは、あがりへの誘惑を我慢してオリることを覚えれば「打ち込み率」を下げることができて、筒子さんは、打ち込みへの恐怖を克服することによって「あがり率」を上げることができるんだ。
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手牌や打点に関係なく、きちんとオリたり、攻めに徹したりするのを「押し引き判断」って言うんだけど、上手い人はこれがちゃんとしてるんだよね。
「押し引き判断」の上達については総合的な麻雀力が問われるから一朝一夕で上手くなるものではないけど、常日頃から自分が「押し気味」なのか「引き気味」なのかは意識してみるといいかもね。
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委員長。プレミアムグラフで違うデータを見ていたら気になるものを見つけたわ。
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「リーチ成功率」と「リーチ宣言率」のデータだね。
実はこの2つもとても実力の差が出やすいデータなんだ。
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リーチがあがれるかどうかなんて運なんですから関係ないですよ!
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そんなことないよ。きちんと自分の待ち牌が山に残っているか、相手が必要としない牌かをしっかり読むことができれば「リーチ成功率」は飛躍的にアップするんだ。
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自分の待ち牌が山に残っているかなんて考えたこともなかったわ。
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なるほど!上手い人は「自信のないテンパイはリーチしない」から宣言率が低いけど成功率が高くなっているんですね!
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その通り!今回みたいにプレミアムグラフを上手く使ってデータを見れば自ずと改善点などが分かるからどんどん活用してみてね!
プレミアムグラフは、個人成績ページから見ることができるよ!
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結論
・プレミアムグラフを使うことで
自分の麻雀の弱点を把握し、
麻雀力の向上に繋げよう!


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