点数計算番外編
議題
大きな符の点数計算を
簡単にする方法
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泰造君、70符や90符の点数計算はすぐ出来るかな?
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・・・そんな符はめったに出ないので覚えていません!
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まあそうだよね。じゃあ20符〜50符の計算出来る?
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もちろんですよ。よく出る点数は分かります。
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じゃあ泰造君は70符や90符と言わず、全ての符の点数が実は計算出来るよ。今回はめったに出ないけどたまに出る大きな符の点数計算を簡単にする方法を解説するよ。
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覚えることはなんと1つだけ。符数を「50符とその余り」に分解して、50符の点数と余りの符数の点数を足し合わせるんだ。
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どういうことかいまいち分からないわ。
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例えば、70符だと「50と20」、90符だと「50と40」といった感じだね。じゃあ実際に点数表を見ながら考えてみよう。
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例えば、90符の点数は、50符の点数と40符の点数を足し合わせたものになっているのが分かるね。
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ほんとですね。これなら計算できる!
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これで110符も計算できるよ。めったに出ないけど、知らないせいで損してしまった、なんてことは避けたいからね。これさえ知っていればあがった後にでもすぐ確認できるから覚えておこう。
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覚えるしかないと思っていた点数がまさか今の知識を使うだけでいいなんてすごいわ!
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ただ、何で50符とその余りなんですか?
70符だと30符と40符の点数を足すじゃだめですか?
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30符と40符じゃ計算がずれてしまうし、50符にする理由はきちんとあるんだよ。下の式を見てほしいんだけど、元々点数計算には決まった式があって、30符と40符を足すとずれてしまうのはそのせいなんだ。
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点数=符×4(親の場合は6)×2の飜数乗×4(場ゾロ)
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じゃあ、70符2飜を例にして計算してみるね。
2飜の30符と40符を計算してみると、
30符の点数:30×4×2の2乗×4=1920
40符の点数:40×4×2の2乗×4=2560
このまま足せば当然70符の点数になるけど、実際には切り上げているから、2000+2600=4600 となってしまい計算がずれてしまうよね。
これが50符と20符の足し算だと、
50符の点数:50×4×2の2乗×4=3200
20符の点数:20×4×2の2乗×4=1280
これだと、3200+1300=4500 となってぴったりあうんだ。なぜあうかは、50符だと点数の十の位は必ず0になるから切り上げはなくなる。だから50符と足すことで計算がずれなくなるんだ。
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点数にそんな計算式があったなんて初めて知りました!
しかもちゃんと50符にするのに根拠があるなんて!
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これで大変な点数計算も楽々だね。煩わしい部分も解消されたと思うし、実戦で出た時は活かして行こう!
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結論
・大きな符のあがりは、50符と
その余りに分けて、それぞれの
点数を足すと計算できる。


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