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ワンチャンスは安全って聞いたのに
放銃するなんてツイてないわ・・・
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おや?筒子さん。
ワンチャンスが安全なんて誰に聞いたのかな?
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泰造くんに教わりました。
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自分の放銃を僕のせいにされてもなあ。でも実際ワンチャンスは安全ですよね。
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ははは。
正直なところを言うとワンチャンスはみんなが思ってるほど安全ではないんだ。
なんなら「危険なワンチャンス」っていうのもあるんだよ。
さっそく筒子さんの牌譜を検証してみよう!
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なるほど、リーチを受けた終盤に

を引いて
イーシャンテンになったところから

を切って放銃したんだね。
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のワンチャンスですね。
これはしょうがないんじゃないですか?
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現物はあったものの、テンパイ取れる可能性があったからワンチャンスの

くらいはと思ったんですけど・・・
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実はこれ典型的な「危険なワンチャンス」なんだ。
他の2人はリーチに対してオリてるんだけど、
現物が尽きてスジや字牌と放銃の可能性がある牌を切ってるよね。
これこそが「危険なワンチャンス」であるサインなんだよ。
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いったいどういうことですか?
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ワンチャンスを構成している

は現物なのに
オリている2人がその

を切らないということは、
残り1枚の

はどこにあるだろう?
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そうか!
「リーチ者の手牌にある」か「山にある」かの2択になるのね!
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そう!
ワンチャンスの安全度は、その人が残りの1枚を持っている確率が低いっていう理論の基で成り立っているので、
今回の場合はそんなに安全ではなくむしろ危険寄りになるんだね。
というわけでこの筒子さんの手牌は、テンパイしたところで価値ある手牌でもないので、現物を切ってしっかりオリたほうが良かったね。
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なるほど!
むやみに「ワンチャンス=安全」と思ったらダメということですね。
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