
- 第11話麻雀らしさを守る
- 第10話牌操作のモヤモヤを解決
- 第9話壊れないお椀
- 第8話2020年、娯楽の危機
- 第7話人和が役満になっている謎
第10話 牌操作のモヤモヤを解決
今回は、長年の課題になっている、
牌操作(特定の人をゲーム中に有利または不利にするような操作)
に対する疑いに正面から答えたいと思います。
「運営が牌山を操作してるんではないか?」というお問い合わせは、
Maru-Janの運営開始からずっと頂いています。
麻雀というのは非常に理不尽なゲームであり、私自身もプレイしていて、
「そんなバカなっ!!」と思うようなことがしょっちゅうありますし、
「なんか操作されてんじゃないのっ?」て思っちゃうことはあります。
しかし、私としては下記のコラムに書かせていただいたように、
第2話 牌の偏り 前編~確率の偏りとは何か?
第3話 牌の偏り 後編~初期プログラムの失敗
麻雀の奥深さである、牌山の不思議さ運の流れみたいなものを
体感したいと考え、このゲームを作っています。
ですので、制作するゲームに牌操作を仕込む動機はもちろんないのですが、
疑いの声を頂くことについては、ご説明する責任があると思っています。
ただし、これはやっていないことを証明する、いわゆる"悪魔の証明"
と言われるものであり、証明は非常に困難です。
対局前に牌山を公開して後で確認すれば可能ではあるのですが、
もちろん、どの牌が来るか事前に分かってしまうため、ゲームとして成り立ちません。
そこで、私たちは"ハッシュ値"という仕組みを導入することにしました。
詳しい説明はこちらに公開しましたが、少し難しい内容なので、
こちらのコラムではできるだけ簡単にこの仕組みをご説明したいと思います。
ハッシュ値とは、データがあった時にそれを変換することで得られる値です。
元のデータが同じであれば必ず同じ値になります。
また元のデータを改ざんすれば違う値になります。
牌山が対局前から決まっており、対局中は改ざんされていないことを、
ハッシュ値の性質を利用して、証明できると考えています。
例えば、皆さんがジグソーパズルを買ってきて遊ぶ時は、
パズルのピースは決まっていますし、埋める枠も決まっています。
枠を目の前に置いてパズルを完成させようと頑張る時、
その枠にピッタリはまるピースの組み合わせは一通りしかありません。
一見、どこかのピースを入れ替えてもパズルが完成するように見えますが、
最初に枠の形が決まっている以上、
そこにはまるピースの組み合わせは一通りしかありません。
このパズルのピースが牌山、パズルの枠がハッシュ値にあたります。
対局前にパズルの枠に当たるハッシュ値を公開しますので、
対局後に牌山(ピース)から得られるハッシュ値(パズルの枠)と一致していれば、
対局中に牌山が、改ざんされていないことが分かります。
牌山が改ざんされていないかどうかを皆さんが確かめるためには、
"対局前"と"後"で計算されたハッシュ値が
全く同じかを確認していただければ(下図��)、
"対局前"と"後"の牌山が同じであることが確認できます(下図��)。
この仕組みを公開することにより、公平さを感じるだけでなく、
皆さんに公平なゲームであることを確信いただき、
楽しんでいただければと思います。
もちろん、その上で皆さんも私も、
麻雀の運や理不尽の嵐に、日々振り回されることにはなりますが(笑)


















