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土田浩翔プロ 特別書き下ろしコラム
14人の師

(つちだ こうしょう)
土田浩翔 第11、22期鳳凰位・第22、23期十段位、第26期王位/他多数
著書「土田流麻雀 仕掛けを極める」
「最強麻雀土田システム」
「麻雀が強くなるトイツ理論」

第五十打「最先端をいく」 2021/02/16


渋谷道玄坂にある《Mahjong+》というお店に行かれましたか?

と言われても、首都圏在住の方でないと足を運びたくても物理的にムリですよね。

でもきっと、数年内に全国何処ででも同じような体験ができるようになると思いますから、楽しみにしていて下さいね。

この《Mahjong+》というお店が日本で初めて導入した『Maru-JanR』という麻雀卓が秀逸で、簡単にご紹介しておきます。


(1) 点棒を使用しない

(2) 得点早見表をタッチすれば、一瞬にしてアガり点やノーテン罰符が移動する

(3) 点数計算が出来ない人のために、他の方に点数入力代行いただけるサポート機能が付いている

(4) 積み場や供託リーチ料の精算も、得点移動時に並行して決済してくれる

(5) 打ち手のデータは全て記録されており、生涯成績が残る

(6) 残される記録は多岐に渡るので、自身の打ち手としての傾向と対策がわかりやすい

(7) 全国的にこの卓が普及すると、その卓が設置されているお店で共通の記録が残る

(8) 現金が一切不要、カード決済なので、これからの時代にマッチしている


まだまだ記してない特長があると思いますが、それは『Maru-JanR』という卓で遊ばれる日の楽しみにしておいて下さい。

いまだにガラケーの国から脱出できていない時代遅れの私がこの卓で打ったとき、何か大きなミスをしでかすかも…という不安に満ちていましたが、なんのなんの。

使い始めて5分も経たないうちに操作をマスターできたのですから、若い人たちはもちろんのこと、還暦を過ぎたガラケー世代のみなさんも、一切の煩わしさがありませんから安心して『Maru-JanR』で遊べます。


私が大学に通っていた頃、チラチラと全自動卓なるものが麻雀店に出回り始めました。

それまでの手積み卓と違って、機械が山を積んでくるわけですから、長時間遊んでも肩こりが半減するような気分にもなれ、愛好者たちが大歓迎すると思いきや…

当初は「なんかイヤだな、機械が積むなんて!」「手で混ぜるから麻雀やってる気になれるのに、機械じゃつまらんな」「手積みなら故障しないけど、機械はいつトラブルが起きるかわからないから不安だな」などなど、それはもう拒絶反応の声が多数聞こえてきて、商品としてヒットするかな?という疑念を私も抱いていました。

ところが…人間という生きものは<楽>になる道を選択するもので、私の疑念など吹き飛ばされ、瞬く間に全国津々浦々まで普及していきました。

発売後しばらくは、手積み料金と自動卓料金を提示していましたが、いくら安くても<楽>さが違いますから、お客様のほとんどが全自動卓から予約するようになり、予約からあぶれたお客様たちが渋々手積み卓で遊ぶという現象が起きました。

そうなると店主たちも当然全自動卓という考えとなり、2年も経った頃には、ほとんどのお店が全自動卓だけを置くようになったのです。

『Maru-JanR』にもそんな近未来が待っているのではないでしょうか。



話はかわりますが、みなさんは《天和》や《地和》の経験はありますか?

《人和》ならあるよ、という方もいらっしゃるかもしれませんね。

《人和》という役は、確固とした決めがありそうでない側面があります。

「親の第1打でロンした場合」

「チー・ポン・カンの無い1巡目でロンした場合」

「チー・ポン・カンの無い自分の第1ツモをする前にロンした場合」

おおよそこの3通りの決めがあります。

また《人和》の値段ですが、これもまたマチマチの決めがあって…

役満・倍満・ハネマン・マンガンと、4通りの決めがあります。

この決めと決めが複合されるわけですから、ゲームを始める前に必ず確認しておかないと、大きなトラブルになる恐れも…。

もっとも、《人和》という役は無し、とする決めもありますから、注意が必要です。



さて、《天和》のお話。

私は7才から今まで、54年のキャリアの中でアガったことが1度もありません。

惜しかった?!と言える話ではありませんが、宝くじの組違い賞みたいな親でのダブルリーチの経験も数えるほどしかなく(おそらく15回もありません)、これをもって天運が低いのかといえば、そんなことも無さそうで、偶然役の極みとなっている《天和》への道はまだまだ遠そうです。

でも正直なところ、アガってみたいかと聞かれたら答えはNOかもしれません。

《天和》って親の役満ですよね。

偶然やって来ただけで16000オールだなんて、アガった後、心苦しさだけが残るような気がしてなりません。

配牌を取り終わって

一萬二萬三萬四萬赤五萬六萬一筒二筒三筒三筒三筒二索三索四索五索ドラ

「アガってる」と思った瞬間に、どれ切ろうかなって考えてしまうかも…

ダブルリーチかけちゃうと《天和》だったのが相手に分かってしまうから、なんか自己顕示欲のカタマリだって思われるのもイヤですし、3〜4巡目くらいにフリテンリーチかければいいのカナ、なんて考えてしまうかも…。

いや、そうしなくても一筒を切っておけば

一萬二萬三萬四萬赤五萬六萬二筒三筒三筒三筒二索三索四索五索ドラ

たとえばドラの五索引いてきたら二筒切ってフリテン解消してのリーチもいいですし

一萬二萬三萬四萬赤五萬六萬三筒三筒三筒二索三索四索五索五索ドラ

リーチをかけずにもう少し待って六索でも引いてきたら三筒切ってリーチ!

一萬二萬三萬四萬赤五萬六萬三筒三筒二索三索四索五索六索五索ドラ

うんうん、これもいいなあ。

でもソーズ引いてくる前に四筒ツモっちゃったらどうしよう。

一萬二萬三萬四萬赤五萬六萬二筒三筒三筒三筒四筒二索三索四索五索ドラ

一萬切ってのフリテンリーチか…

二萬三萬四萬赤五萬六萬二筒三筒三筒三筒四筒二索三索四索五索ドラ

これで四萬七萬ツモって裏ドラ乗っても8000オールだから《天和》よりはマシかな。

なんてこと考えてる私。

こんなバカなことを考えてるからか、神様はこの不届き者に《天和》は与えてくれないのかもしれませんね。

ちなみに、私と卓を囲んだ人で《天和》をアガった方はひとりもおりません。

きっと神様の怒りが周りの方々にも伝わってしまっているのかも…

《地和》はね、1回だけアガっています。

《天和》より2回分チャンスは多いわけですから、アガれていて当然なのでしょうが、打ってきた回数と比べると1回は少ないのかもしれません。

卓を囲んだ人の《地和》も1回だけかな、この目で見たのは。

なんかね、《天和》と違って《地和》は自分のアガりもそうですが、スッと受け入れやすい偶然役満なんです。

《天和》が天の恵み

《地和》が地の恵み

そう捉えるなら、大地からの恵みをいただける幸せっていいなと思えるんです。

そうは思っていても《地和》チャンスってなかなか来ないですよね。

たとえば北家の配牌で

一萬一萬一萬五萬赤五萬八萬九萬三筒四筒五筒七索八索九索六索ドラ

七萬を第1ツモできれば《地和》というとき、もし《人和》の決めが自分のツモ番までの第1打牌のロンで、しかもそれが倍満だったとしましょうか。

七萬が出たら16000

七萬をツモれば32000

みなさんはどちらを選択されますか?

決めがマンガンだったら見逃そうかなとも思えますが、倍満だったら待ちがペン七萬ですし、アガっておこうという方のほうが多いような気がします。

でも配牌がこんな感じだったら?

二萬三萬四萬赤五萬六萬六萬六萬四筒赤五筒六筒三索四索五索六索ドラ

親の第1打が一萬

倍満をアガりますか?

きっと8割くらいの方々が《地和》に賭けてみようかなと思われるのでは…

たとえ《地和》にならなくても、ダブルリーチの5メン待ちですから、ハネマンくらいはいただけるはずで、倍満との差額が4000点なら《地和》を狙うのではないでしょうか。

私はペン七萬もロンしない派です。

大地の恵みを授かりたいなっていつも思っています。

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