- 第9話壊れないお椀
- 第8話2020年、娯楽の危機
- 第7話人和が役満になっている謎
- 第6話30倍の法則
- 第5話麻雀って、何が楽しいんですか?
- 第4話弊社の誇りの一つ。品質管理チーム
第9話 壊れないお椀
皆さん、これは何に見えますでしょうか?
これは私が幼稚園の頃から"40年"以上使っている、プラスチックのお椀です。
当時は5人家族の団地住まい、決して裕福ではない家庭で育ちました。おそらく、このお椀も今では100円均一で売られるような、とても安い品物だと思います。
現在、プラスチックは環境に悪いということで目の敵にされています。
私も普段はゴミの分別を徹底的に行うなど、できる範囲のことを実施しています。一方で、このお椀は同じものをずっと今も使い続けていて、納豆を混ぜたり、卵を混ぜる、釜揚げうどんを食べるなど日々活躍しています。
これだけ長い年数を使い続けても、食洗機などで洗い続けても壊れないので、長く使う場合は、プラスチックも環境に良いのではないかと思ってしまいます。
そして、当時忙しかった父との短い接点である朝ごはんの時に、毎朝使っていたもので、今は亡き父との唯一の繋がりでもあります。
その父も、大の麻雀好きでした。
その影響もあって、私も中学生の頃から麻雀を何十年も続けてきました。
実際、私が麻雀を友達と遊ぶようになったのも、父と母が結婚した時の結婚祝いの麻雀牌を、押し入れの中から引っ張り出したことがきっかけです。
その麻雀牌もそれから15年以上も友人と遊ぶ時に使いました。
現代は何もかもが使い捨ての時代です。
しかし、同じものを長く使い、向き合い続けることで出てくる価値というものもあります。人に対してもそうですし、モノやサービスに対しても同じことが言えると思います。
特に何年も同じものを使い続けることで出てくる愛着、大事にしたい気持ちを時々振り返るのも悪くないと思います。
今年2024年、お陰様でMaru-Janは20周年を迎えます。
ネットのサービスは、オンラインゲームに限らずどんどんと新しいものが出てきます。次から次へと新しいものが出ては消えていくのが常識です。
その嵐の中でお客様に、これだけ長い間ご愛顧いただいていることには驚きを感じつつも、深い感謝の念が湧いてきます。
楽しいサービスを次々と出していくことも大事にしていますが、継続しサービスをご提供することは、何よりも重要であると考えています。
長く続く価値というものを大事にしながら、皆様に今後もご利用いただけるよう、スタッフ一同サービス運営を行ってまいります。
今後ともMaru-Janをご愛顧いただければ幸いです。